筒井茂義の家庭菜園のページ-ジャガイモの植え付け

ジャガイモの簡易植え付け法の紹介


ジャガイモは家庭菜園でポピュラーな野菜でる.ジャガイモの種芋を購入し,3月中旬に植え付ける. 一般に,購入した芋を,2〜3個に分割して植えつける.この際切り口から細菌が入り,芽を出す前に腐ってしまうことを 防止するために,木灰を切り口一面につけて植え付けるのが一般的である.木灰は園芸店に売っているが, 枯れ草などを燃やしても簡単に作ることができる.しかし,木灰を使わなくても行える簡易な方法があるので 紹介する.

どんな生物も自然治癒力を備えている.怪我をすると,そこを復元する遺伝子が発現し, その状況にもっとも適した適応動作が行われる.これは実に神秘な生命現象だ. 茎が折れると,そこから新しい芽を出して復元しようとする.実は我々の病気や怪我からの回復の多くもこの作用に 他ならない.この場合,薬は医者は,その作用の手助けをしているにすぎない.

さて,ジャガイモの種芋を分割すると,ジャガイモは大きなダメージを受けたことになるが, その回復作用がすぐに始まる.すなわち,分割されて外気に直接触れる部分を保護するための,膜を作ろうとする. これによりジャガイモは細菌類の侵入を阻止し,また水分の蒸発を押さえる.この保護膜は3日もすれば完成する. 次の写真は,種芋を分割した直後の状況である.品種は男爵とメイクイーンである.


2006年3月14日

切断直後


2006年3月18日

3日後の状況:表面は乾燥し,写真では分かりにくいが薄い保護膜が形成されている.同日植え付けた.


このような状態になると,木灰を使うことなくそのまま植え付けることができる. 庭先で少し作る場合など,非常に簡単であるので,一度ためしていただきたい. なお,私は毎年この方法を用いているが失敗したことがない.

なお,ジャガイモは,ナス科に属しているので,オクラ,トマト,ピーマン,ナスなどとは連作障害を おこすので,これらの作物とは3〜4年空けた方がよい.


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